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どんなときにもポジティブに ~いつも心にリスペクト Vol.69~ #jfa

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イングランドサッカー協会(FA)が昨秋から新しい取り組みを始めました。

「私たちはポジティブな働きかけだけ(We Only Do Positive)」というキャンペーンです。

18歳までのサッカーで何が起こっているか、FAが1年間をかけて広範な調査を行った結果わかったのは、少年少女の成長に最も大きな役割を果たすのは「リスペクト」であることでした。10人中9人の子どもが、コーチや父母たちからのポジティブ(肯定的)な勇気づけの中でより良いプレーができ、逆にネガティブ(否定的)な言葉や態度は悪影響を与えることが明確になったのです。

FAの公式サイトのこのキャンペーンに関するページには、1本の短い動画が掲載されています。

母親が少年を車に乗せて試合会場にやってきます。

「だいじょうぶ、お父さんもきっと来るから」

なかなか父親が姿を見せないため、少年は気になって仕方がなく、コーチに注意を受けます。そこにようやく、警備の仕事を終えて駆けつけてきた父親が現れます。

張り切って試合にはいる少年。しかし懸命なタックルも及ばず相手に得点を許し、ドリブルで相手を抜いて放ったシュートもポストを直撃してしまいます。頭をかかえる少年。「何をやってるんだ」と言わんばかりの父親の表情を、少年はしっかりと見ています。

そしてPKのチャンス。少年は見事なキックでゴールの右上隅を狙いますが、相手GKがすばらしい反応を見せてセーブ。結局試合は負けで終わります。

失望した少年。「もうサッカーはいいや」とばかりに、シューズを脱ぎ捨てて両親の車に戻ります。

「で、どうだったの?」

後部座席に乗った少年に無造作にたずねる母親。うなだれる少年。助手席の父親が振り向いて少年に声をかけたのはそのときでした。

「ライオンのように強い心がこもったプレーだったぞ」

その言葉に、少年の瞳が輝きます。小さくウインクする父親。少年はうれしそうにほほ笑むと、車のドアを開け、シューズを取りに駆けだすのです。

子どもたちはサッカーが大好きで取り組んでいるのですが、同時に、自分がしっかりプレーできているのか、いつも不安にかられています。試合には勝敗があり、勝てば安心が得られますが、負けるとますます不安になります。

ここで大事なのが、コーチや父母など、子どもを囲む大人たちです。失敗したり負けたりするたびにネガティブな言葉を口にしたり態度に出せば、子どもたちは自信を失い、喜びを感じられなくなって、サッカーへの情熱も失せてしまうでしょう。それは彼らから「成長」のチャンスを奪ってしまうことなのです。

逆に、コーチや父母がどんなときにもポジティブな言葉や態度で勇気づければ、子どもたちはサッカーをプレーすることに大きな喜びを感じ、もっともっと意欲的に取り組むようになります。それが「成長」の最大の力になることは言うまでもありません。

FAが始めたポジティブ・キャンペーンは、コーチや父母など、「子どもたちを囲む大人たち」を再教育するためのプログラムです。大人たちから叱られて育ち、コーチたちから否定的なことばかり言われて育ってきた大人たちは、子どもたちにも同じように接しがちです。しかしそれでは、子どもたちは伸び伸びと自分自身を伸ばすことはできません。

子どもとは、成熟への途上にある者のことであり、理解不足や失敗があるのは当然です。大人に要求されるのは、そうした存在に対する最大限の「リスペクト」ではないでしょうか。理解不足をなじり、失敗を叱るのではなく。何かをやろうという積極的な態度をほめることです。そして、危険がないようにしたり、子どもたちが心からサッカーを楽しめる環境を整えることです。

どんなときにもポジティブな面を探し、子どもたちを励ます言葉を出し惜しんではいけないことを、FAの動画は教えてくれます。

(イングランドサッカー協会HPより)

イングランドサッカー協会は2008年より、リスペクトプログラムを立ち上げ、ピッチ内外のあらゆる場面で行動の改善に取り組んでいる(We Only Do Positiveキャンペーンは、こちらを参照

寄稿:大住良之(サッカージャーナリスト)

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』2019年1月号より転載しています。

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』日本代表の情報はもちろん、JFAが展開する全ての事業、取り組みのほか、全国各地で開催されているJFA主催大会の記録、全国のチーム情報などが満載されています。指導者、審判員等、サッカーファミリー必見の月刊オフィシャルマガジンです。

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JFAユニクロサッカーキッズ 2019年開催日程が決定~今年も全国15会場で開催 #jfa

リスペクト、大切に思うこと ~サッカーの活動における暴力根絶に向けて Vol.1~ #jfa

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リスペクトプロジェクト

リスペクトプロジェクトがスタートしたのは2008年。サッカー界におけるリスペクトの重要性を認識し、その考えを広め、多くの人に
認識・実践してもらうべく活動してきました。今では全日本少年サッカー大会の選手宣誓をはじめ、さまざまな“リスペクト”が浸透してきたと実感しています。

プロジェクトをスタートした当時、「日本人は約束を守り、誠実で、礼儀正しく、世界でも評価されている。今さらリスペクトを推進する必要があるのか?」と言われることもありました。確かに日本人は子どもの頃からこれらを学んでおり、一通りは身に付けていると思います。そして、それを具現化した結果のフェアプレーはすばらしいと思います。しかし、一見フェアに見えるさまざまなプレーや行為に、実は心がこもっていないのではないかと感じることもあります。試合前後のシェイクハンドセレモニーでは、両チームの選手、審判団が並んで握手をします。この握手は「この試合、一緒にサッカーを楽しみましょう。よろしくお願いします」といった気持ちを込めて行うものですが、実際のところ、「これはセレモニーで、試合前後に“やらなければならない”から“する”」になっていないでしょうか。日本の“恥の文化”や“村社会の文化”という言葉が象徴するように、「みんながやるから」「やらないと変な目で見られるから」といった理由で行っていないでしょうか。また、「相手の選手が負傷している。ドリブルで攻め上がるのを止めて、ボールを外に出そう。こんなときはそうしないと、周りから『どうして?』と言われる」など、全てではないとしても、他のフェアプレー的な行動も含め、単なる様式化された行動として行われているにすぎないのではないでしょうか。

サッカーのさまざまな試合にフェアプレー賞が設けられるなど、皆でフェアプレーを推進しています。しかしながら、心がこもっていない、リスペクトがないフェアプレーは不必要で、本来評価されるべきものではありません。リスペクトがあり、それが具現化されたフェアプレーを求めたいと思います。それはオン・ザ・ピッチに限らず、オフ・ザ・ピッチでも同様で、真のフェアプレーを求めるためにリスペクトを推進します。

リスペクトとは?

ところで、リスペクトとは尊敬でしょうか。何か違うと感じます。敬うこともすばらしいことですが、それだけではありません。サッカーの試合で、相手選手を対するチームの選手として認識し、一緒にサッカーをしてくれることに感謝すること。よく“敵”と言う人がいますが、相手は決して“敵”ではありません。競技規則には“相手競技者(opponents)”と書かれています。相手がいなければサッカーはできないのです。

接触があって転倒した場合、フリーキックかノーファウルかを決めてくれなければ試合が進みません。決めるのは審判員です。判定を不満に思うこともあるでしょう。しかし、それはそれで、不満の気持ちも整理し、最終的にはその判定を受け入れ、判定してくれたことに感謝することが必要です。監督やチーム役員、またクラブ運営スタッフ、サポーターの皆さんなど、これらの人は選手が良いプレーをできるように環境を整備してくれます。やはり感謝し、尊重すべき対象です。

勝つために、「ゴールを狙う、頑張って走る」、そんな自分自身の気持ちも大事にしなければなりません。そして、競技規則をしっかりと守り、ずるをせずに、試合に勝利したときの気持ち、そのうれしさを噛みしめる、表現する。これもリスペクトする対象です。逆に敗戦を受け入れることも対象です。

他にもたくさんありますが、これらを一つの日本語で言うならば“大切に思うこと”です。そうして整理すると非常によく分かると思います。選手であるならば、相手や審判、サッカー用具、ボール、サッカーをプレーできる環境をつくってくれる人たち、そして自分自身の気持ちも大切に思い(リスペクトし)、その結果、行動として外に出てくるフェアなプレーが本当のフェアプレーです。

リスペクトの実践

リスペクト、フェアプレーが求められているのは、選手だけではありません。われわれサッカーの運営に関わる人間ももちろん、ピッチにいる審判員や指導者も対象です。審判員をリスペクトすることも重要ですが、審判員も選手をリスペクトする必要があります。大人が小学生の試合の審判をする際、もちろん小学生ですからまだまだ未熟な部分があり、大人として面倒を見ることもあると思いますが、まずは“選手は選手”として対応することが大事です。逆にユース審判員が大人の試合を吹く際、選手は“審判は審判”として接します。

言わずもがなですが、指導者もそうです。情熱を強く表すことや、きつくものを言う必要があるときもありますが、選手は選手であり、一人の人間として接するべきです。「信頼関係があれば」という言葉に甘えず、言葉で論理的に話す。時には身をもって表現する。果たして、真の信頼関係が構築されるに違いありません。

リスペクトする、他者を大切に思うことは簡単ではないですが、実践してみたいと思います。昨今、サッカーでも差別問題が取り上げられています。差別の感情を持つ人は、おそらく自分がかわいいのかもしれません。自分とは、自分たちとは違うものが、その価値とは無関係に、かわいい自分を疎外すると感じるのかもしれません。しかし、同種ではないものがあってこそ、われわれの生活が成り立ち、相手がいるからサッカーができるのです。

さまざまなものを、さまざまな人を心から大切に思って生活し、サッカーをプレー、審判、指導したいと思います。そうすればきっと楽しいに違いありません。

【報告者】松崎康弘(JFAリスペクト・フェアプレー委員長/JFA常務理事)

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会『テクニカルニュース』2016年5月号より転載しています。

リスペクトについて ~サッカーの活動における暴力根絶に向けて Vol.74~ #jfa

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6月3日に愛知県の豊田スタジアム、7日に大阪府の市立吹田サッカースタジアムでキリンカップサッカー2016が行われました。5年ぶりの開催となった今大会は4カ国が出場し、ボスニア・ヘルツェゴビナが優勝。良い試合を展開したにもかかわらず日本は準優勝でしたが、日本戦を含む4試合ともにレベルが高く、見どころが多かったと思います。また、サッカーそのものの面白さに加え、リスペクト・フェアプレーの観点からもすばらしいと感じました。1試合目のボスニア・ヘルツェゴビナ対デンマークはイエローカード6枚、レッドカード1枚が出る試合でしたが、残りの3試合は非常にフェアで、選手間のリスペクトも感じられる試合でした。
日本では、どの試合でも審判団がリスペクトワッペンを付けています。リスペクトとはいえ、選手のユニフォムに“メッセージ”を描くのはそう簡単ではありませんが、今回のキリンカップでは審判団だけでなく、選手にもリスペクトワッペンを付けてもらいたいと考えました。試合を見てくれている人たちに“リスペクト”をより知ってもらうと同時に、選手や審判員自身がリスペクトの心をこれまで以上に感じてプレーしてほしかったからです。
国際サッカー連盟(FIFA)に特別の許可をもらい、日本を含む4チームにも着用をお願いしました。各チームとも二つ返事でOKしてくれ、ユニフォームにリスペクトワッペンを付けてくれました。2014年に北海道の札幌ドームで開催したキリンチャレンジカップ2014の際も日本とウルグアイの選手が着用してくれました。リスペクトの大切さの理解は、世界のどこでも同じです。
キリンカップ終了後、SAMURAIBLUE(日本代表)を代表して香川真司選手、岡崎慎司選手、清武弘嗣選手の3選手、またオーストラリアから来日して審判を務めたベンジャミン・ウィリアムズ主審とジャレッド・ジレット主審がリスペクトワッペン着用のメッセージを寄せてくれました。「普段からリスペクトを意識しているが、ワッペンをつけることによってより意識できた。フェアプレー、人種差別のないサッカーをつくりたい」という心構えを語ってくれました。オーストラリアの審判員は、「この体験をオーストラリアに持って帰りたい」とも語ってくれ、われわれとしてはうれしい限りです。きっとこれからも、ワッペンがなくとも“リスペクトを着用して”プレーや審判をしてくれると思います。

キリンカップでリスペクト・フェアプレーにポジティブな気持ちになっていたときに、SNSで鹿島アントラーズのカイオ選手への差別投稿があったことを知りました。続いてV・ファーレン長崎の李栄直選手に対する書き込み。もしかすると、これだけではないのかもしれません。
サッカーファミリーの多くの方が「心が痛い」「憤慨する」と思ったに違いありません。それにしても、なぜそうした気持ちになるのでしょうか。もし自分がそんなことを言われたらどう思うのでしょうか。人には、対人のみならず、さまざまな好き嫌いがあります。自分の環境に異なったものが入ってきたり、自分の感性と違うものがあると、違和感を覚えます。しかし、自分たちの仲間の中で心地良い気持ちでいたところに、異なったものが入ってくることは嫌うべきことなのでしょうか。異なったものがあることの大切さはさまざまです。異なったところの良さ、悪さを見ることができますし、異なったものと比べて自らも見直せます。異なったもの同士でそれぞれの良さを取り入れて伸ばせば、より良いものができるでしょう。
差別解消は、簡単ではありません。個人的な感覚の問題もあり、社会構造の問題でもあります。わわわれが訴え続けても一朝一夕に好転するものではありません。JFAは、基本規程に「人種、性、言語、宗教、政治、その他の事由を理由とする国家、個人又は集団に対する差別は、いかなるものであれ厳格に禁止」とうたっています。しかし、これはお飾りではありません。国際化、さまざまな価値観、生活様式の多様化が進み、日本の社会のみならずサッカーを取り巻く環境においても、差別や暴力への認識などに対して脆弱な意識、思考、行動が見受けられます。SNSでの差別的発言の書き込みは氷山の一角です。何はともあれ、それに対して心が痛いと思えば、小さな力であると知りつつ、サッカーファミリーのひとりとして“差別は悪いこと”と認識します。リスペクトの力を信じ、差別や暴力が続かないよう、またなくなるように行動、生活していきたいと思います。

【報告者】松崎康弘(JFA常務理事/JFAリスペクト・フェアプレー委員長)

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会『テクニカルニュース』2016年7月号より転載しています。

ウェルフェアオフィサー研修会 ~サッカーの活動における暴力根絶に向けてVol.77~ #jfa

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2016年11月20日と27日にそれぞれ東京都(JFAハウス)および大阪府にて、ウェルフェアオフィサー研修会を開催しました。地域や都道府県サッカー協会(FA)、また各種連盟のウェルフェアオフィサーとその候補者にご参加いただきました。
差別・暴力問題を未然に防ぐための啓発活動や顕在化した問題への対応は、日本サッカーにとって非常に重要であり、しっかりと取り組んでいかなければならない課題です。この課題解決の方策の一つとして、昨年ウェルフェアオフィサー制度を立ち上げ、認定研修会を開催しました。
JFAでは、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」と理念を掲げています。この理念にまい進するため、ビジョンを掲げ、バリューも確認しています。そして、「関わりのあるすべてを大切に思うこと:リスペクト」は、日本サッカーのバリュー(価値)です。ウェルフェアオフィサ制度はそれを推進する一つのすべであり、大きな柱です。
「ウェルフェア」とは、幸福、快適な生活、福利を意味し、サッカーを楽しむサッカーファミリーの安心・安全を守る担当者が「ウェルフェアオフィサー」です。2015年9月のJFAリスペクトフェアプレーシンポジウムで研修会を行い、地域や都道府県FA、連盟の皆さんにウェルフェアオフィサーになっていただきましたが、今回は2015年に認定されたウェルフェアオフィサーのリフレッシュと同時に、新たにウェルフェアオフィサーになる方の認定研修会として開催しました。
研修会では先進的な事例として、全県の4種チームの代表者等を集めてクラブ・ウェルフェアオフィサー研修会を5回開催した静岡県からのプレゼンテーション(20日は静岡県FAの竹山専務理事、27日は東海FAの入江理事が登壇)があり、クラブにおけるウェルフェアオフィサーやポジティブな指導の重要性などについての話をお聞きしました。研修会の開催前にウェルフェアオフィサー(マッチ、クラブ)の整備状況について、各FA等にアンケートをとったところ、制度ができてから1年にもかかわらず、34%が進展していると回答。それに対して、全く進んでいない(19%)を含め、進展が低いFA等は66%でした。また、ウェルフェアオフィサーの役割、位置付けなどがまだ明確ではないとの意見もあったことから、再度ウェルフェアオフィサーについて説明するとともに、各FA等におけるウェルフェアオフィサー制度の現状と取り組み、成果や効果、課題、今後の進展方策をテーマに、グループディスカッションなどを進めていきました。
さらには、手始めにマッチ・ウェルフェアオフィサーの設置から始めることが容易ではないかとの意見も多く寄せられたことから、山口隆文JFA指導者養成ダイレクターに再度マッチ・ウェルフェアオフィサーの活動、役割について説明いただき、いかに“気付き”を伝えるのかについて学ぶことができました。
研修会では、マッチ・ウェルフェアオフィサーの活動を行うためには研修が必要ではないかとの意見もいただきました。例えば、大会前にマッチ・ウェルフェアオフィサーをしていただく方に1時間程度のインストラクションを行う、あるいはすでにウェルフェアオフィサーを経験したことのある方と一緒に試合でOJTを行いながら研修をしつつ、より多くの方が関わるというのも良いと思います。また、山口ダイレクターの話の中で、関東大学サッカーリーグで学生によるマッチ・ウェルフェアオフィサーの設置で、年長の監督に対しても“気付き”を伝えられたという好事例も紹介されました。まさにウェルフェアオフィサーの本質です。
予算の問題などまだまだ解決していかなければならないことは多々ありますが、研修会に参加された多くの方がリスペクト・フェアプレーに関する各FA等における課題を認識し、解決について何らかの行動をとらなければならないと意欲を示されました。まずは、多くの大会や試合でマッチ・ウェルフェアオフィサーを設置し、少しでもより良いサッカー環境が整備できればと思います。
ウェルフェアオフィサーが設置され、その活動が活発になったとしても、そう簡単に大会や試合、クラブ内あるいはFA等におけるリスペクト・フェアプレーに関わる課題が解決されるわけではありません。しかしながら、まずは課題解決のために、ウェルフェアオフィサーを推進する必要があります。JFAとしても、マッチ・ウェルフェアオフィサーマニュアルを含むウェルフェアオフィサー活動推進のためのさまざまな準備をしていきます。
JFAのみならず、今回研修会に参加されたウェルフェアオフィサーを含め、サッカ界としてリスペクト・フェアプレー活動を主体的に推進し、1年後には“進んでいる”の34%と“進んでいない”の66%が逆転し、数年後には100%となり、FA等でウェルフェアオフィサー活動が積極的に推進できるようにしたいものです。
「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」、それを“サッカー”は実現していかなければいけませんし、実現できると思います。

ウェルフェアオフィサーの整備状況

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会『テクニカルニュース』2017年1月号より転載しています。

ずっとEnjoy♫清水エスパルスが「エスパルスウォーキングサッカー体験会in藤枝」を開催

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JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度の「引退なし(ずっとEnjoy♫)」「補欠ゼロ(みんなPlay!)」「障がい者サッカー(だれでもJoin♪)」賛同パートナーである清水エスパルス(静岡県静岡市)は、2月24日(日)にエスパルスドリームフィールド藤枝にて、「エスパルスウォーキングサッカー体験会in藤枝」を開催しました。

エスパルスウォーキングサッカー体験会としては、第4回目の開催です。今回は「藤枝市役所サッカーのまち推進課」職員と藤枝市スポーツ推進委員の皆様や藤枝MYFCの選手・スタッフにも参加して頂き、総勢33名で楽しんで頂きました。
体験会では、参加者のコミュニケーションを図ることを目的に、ウォーミングアップ(もちろん全てウォーキングで!)で雰囲気作りのアイスブレーキングを実施しました。数集め競争や自己紹介ゲーム等を行い、今日初めてお会いした方同士でも気兼ねなく会話ができる様な雰囲気作りができました。
試合前には、ドリブルの仕方(通称:ペンギン歩き)、ボール交換ゲーム、キックゲーム、シュート練習を参加者同士で笑いながら楽しく体験していただきました。普段サッカーをされていない方も上手にボールを運ぶ・止める・蹴るができるようになり、またサッカー経験者の方が参加者にアドバイスを送るなど、参加者同士でコミュニケーションを取りながら楽しく行う事ができました。
最後は4チームに分かれ総当たり3試合を行い、エスパルスウォーキングサッカー独自のローカルルールをつくり試合を楽しんでいただきました。
基本ルールはとても簡単で7つあります。①走ってはいけません(早歩きはOK) ②相手の体に接触してはいけません ③ボールの高さは約1.8m以内 ④ヘディングはできません ⑤ペナルティエリアにフィールドは入れません ⑥ゴールキーパーはペナルティエリアから出られません ⑦ラインから出たらキックイン。 そして最後に一番大事な『笑顔で楽しんでいないと反則です』とし、早速試合をスタートしました。※このローカルルールは『エスパルスルール』として各地域でも取り入れています。
試合前は各チームで円陣を組んで気合を入れながらのキックオフ。「夢中になると、どうしても走ってしまう!」という声が多く、意識して歩くことをしないとついつい走ってしまい、「反則!ピー!」の連続で笑いが絶えない試合となりました。参加者からは「歩くことを意識しないと・・・。頭も使いますね」「走れないから、ポジショニングが大事だね」「歩きだけど運動量が意外と多い」などなど様々なお声があがりました。サッカー経験者も未経験者も色々と工夫をしながらゴールを目指していました。
また途中から、恒例のローカルルールを増やし、GKを人からコーンへ変更して、『通称:コーンキーパー君』各チームでゴール前にシュートが来そうな場所へコーンを配置して相手シュートがコーンに当たったら無得点(通称:ナイス!コーンキーパー!)女性へのプレッシャー禁止といった「レディーファースト」ルールを設けると、積極的なシュート場面が増え、さらに「コーンキーパー君」のナイスセーブもあり笑いが絶えないプレーがたくさんあり盛り上がりました。
そして今回、新ローカルルール『オレンジカード』を導入してみました。「レッド・イエローカード」や「グリーンカード」はサッカーの世界では存在しますが、我がエスパルスウォーキングサッカーでは新たな『カード』を作りました。「レッド&イエローカード」はあまりもらいたくないカードですが、『オレンジカード』はなんともらえばもらうほど嬉しいカードなんです。カードには「グッド!スマイル!」「エンジョイ!」と書かれていて、『満面の笑顔』『喜びを爆発』『仲間と歓喜』等の条件を満たせば、オレンジカードをゲットできます。プレーだけではなく心から楽しんだ人には『オレンジカード』!!ウォーキングサッカーの上級者(笑顔で楽しむ事)ということです。
試合の合間には、恒例の「もぐもぐタイム」と称し、お菓子をつまんだり飲み物を飲んだりしながら参加者同士で交流ができる休憩スペースを設けました。ご自身のペースで無理なく楽しんで体験していただけたのではないかと思います。今回も参加者の皆様同士が率先してコミュケーションをとり、良い雰囲気をつくっていただいたことで、楽しいイベントとして無事終えることができたとスタッフ一同感謝しております。


『エスパルスウォーキングサッカー』は、“無理なく笑顔で楽しく”をモットーとして、年齢・性別・サッカー経験問わず、参加者の皆様全員が楽しめることを目指して今後も継続して実施していきたいと考えております。エスパルスは地域の皆様と共に、生涯スポーツの普及に取り組んでまいります。

担当者コメント

打桐 始さん(清水エスパルス 地域事業本部 教育事業部)
第4回目開催のエスパルスウォーキングサッカー体験会、今回は藤枝市で初開催です。サッカー経験者も未経験者も一緒に楽しめる『ウォーキングサッカー』をもっと普及させて幅広い年齢層の方に、もっとサッカーを身近に感じて頂く事を心掛けて活動しております。今回もローカルルール(参加者全員が楽しめるオリジナルルール)を考えてスタッフと参加者が笑顔で楽しめる企画を今後も提供できるよう活動していきます。『エスパルスウォーキングサッカー』は、“無理なく笑顔で楽しく”をモットーとして、年齢・性別・サッカー経験問わず、参加者の皆様全員が楽しめることを目指して今後も継続して実施していきたいと考えております。エスパルスは地域の皆様と共に、生涯スポーツの普及に取り組んでまいります。

参加者コメント

疋田 幹佳さん(藤枝市役所サッカーのまち推進課)
体験会は初参加でしたが、楽しく参加できました。思いのほか汗をかいて良い運動になり、参加者全員が楽しく笑顔で取り組めたところが良かったです。藤枝市でも「ウォーキングサッカー」を取り入れていきたいと思います。

小田巻 遥選手(藤枝MYFC)
サッカー経験者も未経験者も楽しめ、幅広い年代でも全員楽しめる内容でした。時間(120分)も、丁度よく「もっとやりたい!」という気持ちで終われたので良かったと思います。

4月5日(金)から参加者募集開始! JFAユニクロサッカーキッズ in 茨城 #jfa

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JFAユニクロサッカーキッズは、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と開催地の都道府県サッカー協会が主催し、全国15会場で開催するサッカーフェスティバルです。6歳以下の未就学児であれば、サッカー経験の有無や性別を問わず、参加料無料でサッカーの試合を楽しむことができます。

6月9日(日)に開催する茨城県/茨城県立カシマサッカースタジアムの申込受付はJFAユニクロサッカーキッズアプリにて4月5日(金)から行います。ぜひ、ご参加ください。

参加申込はJFAユニクロサッカーキッズアプリからとなります。参加希望の方は、下記よりアプリをダウンロードし、お申し込みください。

STEP.1 ダウンロード

参加申込方法について詳しくはこちらへ

実施概要

●主催
公益財団法人日本サッカー協会、公益財団法人茨城県サッカー協会

●主管
公益財団法人茨城県サッカー協会

●特別協賛
株式会社ユニクロ

●後援
茨城県教育委員会 / 鹿嶋市教育委員会 / 茨城新聞社 / 茨城放送 / FMかしま /
一般社団法人茨城県私立幼稚園・認定こども園連合会 / 茨城県保育協議会

●開催日
2019年6月9日(日)

●会場
茨城県/茨城県立カシマサッカースタジアム

●スケジュール
午前の部:受付時間08:30~09:10 / 開会式 09:15 / 試合 10:00~11:55 / 閉会式 12:05
午後の部:受付開始12:00~12:40 / 開会式 12:45 / 試合 13:30~15:25 / 閉会式 15:35

●対象
チーム参加: 6歳以下の未就学児(小学生不可。経験の有無、男女は問いません。)で、8人以上で構成されたチーム

●募集チーム数
午前の部:72チーム
午後の部:72チーム
計:144チーム

●募集期間
2019年4月5日(金)~ 5月13日(月)17:00まで
申込み受付後、受付完了の確認メールを自動送信いたします。
募集チーム数を超えた場合は、事務局で調整の上、抽選にて決定いたします。
募集期間終了後、事務局より当日の詳細をご連絡いたします。
※携帯電話のメールアドレスは、申込時の確認メールが届かない場合がありますので登録不可とさせていただきます。

●参加料
無料

<申し込みにあたっての注意事項>
※スケジュール、募集チーム数等は、変更になることがあります。
※ご記入いただく個人情報は、主催者である公益財団法人日本サッカー協会と開催地の都道府県サッカー協会が共同で取得・管理し、本フェスティバル運営と、傷害保険の手続き、今後の本協会主催事業のご案内のために利用いたします。申込時には、あらかじめチーム内の参加者全員から了解を得た上でお申し込みください。
※本イベントをより多くの方に知っていただき、今後のサッカー普及活動を推進するため、参加者、観戦者の映像、写真を主催者、協賛社で広報目的に使用したり、各種メディアの取材活動のために利用したり、参加者への写真販売を行なったりするために、本イベントの模様を写真、動画、その他の方法で記録し、参加者の肖像がそれぞれの媒体で使用されることがあります。
※保護者の方は、スタンドでの観戦となります。各チーム引率者2名までピッチ内に入ることができますが、ハイヒール等でのグラウンドへの入場は禁止といたしますので、必ず運動靴でのご来場にご協力ください。
※主催者にて参加者、スタッフを対象とした傷害保険に加入しておりますが、補償内容は手厚いものではありません。また、負傷の場合は主催者にて応急処置を行いますが、それ以外は参加チーム、保護者の責任でご対応ください。
※駐車場には限りがあります。出来る限り乗り合わせでご来場いただくか、公共交通機関をご利用ください。

参加申込に関するお問い合わせ先:
「JFAユニクロサッカーキッズ in 茨城」事務局(鹿島アントラーズコールセンター内)
TEL.0299-82-5555(10:00-16:00)

<試合ルール>
・8人制の試合を各チーム3試合程度行います。選手の交代は自由。
・本イベントはフェスティバルのため勝敗は決めません。
・ピッチサイズはタッチライン30m×ゴールライン15m程度。
・ゴールは原則として高さ1m×幅2mのキッズゴール
・ボールは3号軽量球(主催者にて用意します)
・ユニフォームは、ユニクロより当日参加する全員分ご提供いたしますので、必ず着用してください。
サイズは130cmのみとなります。サイズ変更には対応できませんので、あらかじめご了承ください。
パンツ、ストッキング、シューズ等は各自でご用意ください。
・シューズは運動しやすいものとし、スパイクは不可とします。
・試合時間は前半5分・後半5分。
・審判は主催者側で行います。
・チーム参加の場合は、1チームにつき原則2名の責任者を置いてください。
・シューズは運動しやすいものとします。スパイクの使用は不可。
・飲料水は「水」のみとさせていただきます。
・複数のチームにまたがってエントリーすることはできません。
・エアゴール、キックターゲットなどのサッカーアトラクションを用意し、試合がない時間も楽しめるエリアをご用意します。

※調整中の会場、各会場イベント概要、参加者募集については、JFA公式WEBサイト「JFA.jp」とJFAユニクロサッカーキッズアプリにて随時お知らせします。

特別協賛

互いにリスペクトしたから好試合が生まれた ~いつも心にリスペクト Vol.70~ #jfa

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1月中旬に高知市で開催された「第11回JFAフットボールカンファレンス」はすばらしい成功でした。日本の指導者たちが積み重ねてきた世界に追いつく努力が無駄でなかったことは、昨年のワールドカップで証明されています。

3日間のカンファレンスで圧巻だったのは、昨年のワールドカップのベルギー戦に絞って検証した初日のプログラムでした。当時の日本代表コーチだった森保一・現日本代表監督とベルギー代表のロベルト・マルティネス監督のインタビュー映像を見ながら日本サッカー協会の関塚隆技術委員長が振り返るという形でしたが、非常に聞き応えのある話でした。

「日本の選手たちはそれまでの3試合で自信を持ってプレーしていました。ベルギーが強豪であり、スーパースターがいることは理解していましたが、『同じ目線』で試合に臨むことができたと思います。日本人らしさを出せれば戦えると西野朗監督は話し、その働きかけでベルギー戦もアグレッシブにプレーできました」(森保監督)

「日本はグループステージの3試合で手の内をすべて見せなかったという印象でした。正確なレベルを把握できず、日本のことよりも自分のチームの分析と準備に集中しなければならないと考えました。周囲には、次の準々決勝で当たる可能性のあるブラジルを云々する人もいましたが、私は日本戦に集中するようにと選手たちに強く言いました」(マルティネス監督)

両者に共通するのは、試合に臨む非常に的確な態度です。日本は世界でもトップクラスの相手の力を認めつつも恐れることなく、ベルギーも日本を侮ることなくリスペクトしていたことが分かります。今回のワールドカップでも屈指の好試合になったのは、互いに対するしっかりしたリスペクトがあった結果だったのです。

そして後半、日本が電光石火の攻撃で2点を先制。そこでマルティノス監督は考えます。

「日本は本当にすばらしいプレーをしている。何人か、とくに両サイドバックが非常に質の高いプレーを見せ、ベルギーのアウトサイドを下がらせて5バックのようにしてしまっている。このまま続けていては追いつけない」
 
そこで65分に2人の長身選手を投入します。それまではサイドを崩す丁寧なプレーをしていたのですが、手間をかけずに一対一で仕掛け、中央に入れるプレーに切り替えたのです。日本の力を認めた結果です。ここにも「リスペクト」の態度が認められます。

そして同点となり、2-2のまま後半アディショナルタイム。終了間際の日本の直接FK、そして左CK。試合をスタンドで見ていた関塚委員長は「ここで終わらせたいという強い意欲を選手たちから感じた」と言います。

一方のマルティネス監督も、「なんとしても90分間で終わらせたいと思っていました」と、まったく同じ心境でした。そして、「相手CKからのカウンターはいつも狙っています。しかしあの切り替えは、クルトワ以外にできない」と、自チームのGKをほめました。

あの決勝点については、NHKのドキュメンタリーで取り上げられるなど、大きな話題を呼びました。しかしベルギー戦でより重要なのは、両チームが互いをリスペクトしつつ自分たちの持っているものを最大限出し尽くしたことにより、最高の試合が生まれたということではないでしょうか。

「何が足りないのかな…」。試合後のフラッシュインタビューで、日本の西野監督はこうつぶやきました。ファウルで止めるべきだったというようなシニカルな姿勢では永遠に世界に追いつくことはできません。65分からの試合やプレーを謙虚に分析し、教訓とし、努力を続けるしか、世界に追いつく手段はありません。マルティネス監督は最後にこう話しました。

「負けは失敗ではない。失敗とは、次を目指さないことです」

ベルギー自体も、圧倒的に攻めた準決勝でC‌Kからの1点に泣きましたが、3位決定戦では再びチーム一丸の好プレーを見せて見事な勝利を飾っています。

寄稿:大住良之(サッカージャーナリスト)

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』2019年2月号より転載しています。

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』日本代表の情報はもちろん、JFAが展開する全ての事業、取り組みのほか、全国各地で開催されているJFA主催大会の記録、全国のチーム情報などが満載されています。指導者、審判員等、サッカーファミリー必見の月刊オフィシャルマガジンです。

最新号の情報はこちら


4月12日(金)から参加者募集開始! JFAユニクロサッカーキッズ in 兵庫 #jfa

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JFAユニクロサッカーキッズは、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と開催地の都道府県サッカー協会が主催し、全国15会場で開催するサッカーフェスティバルです。6歳以下の未就学児であれば、サッカー経験の有無や性別を問わず、参加料無料でサッカーの試合を楽しむことができます。

6月15日(土)に開催する兵庫県/ノエビアスタジアム神戸の申込受付はJFAユニクロサッカーキッズアプリにて4月12日(金)から行います。ぜひ、ご参加ください。

参加申込はJFAユニクロサッカーキッズアプリからとなります。参加希望の方は、下記よりアプリをダウンロードし、お申し込みください。

STEP.1 ダウンロード

参加申込方法について詳しくはこちらへ

実施概要

●主催
公益財団法人日本サッカー協会、一般社団法人兵庫県サッカー協会

●主管
一般社団法人兵庫県サッカー協会

●特別協賛
株式会社ユニクロ

●後援
兵庫県教育委員会/神戸市教育委員会

●開催日
2019年6月15日(土)

●会場
兵庫県/ノエビアスタジアム神戸

●スケジュール
午前の部:受付時間 9:30~9:55/開会式 10:00/試合 10:30~12:24/閉会式 12:35
午後の部:受付開始 13:30~13:55/開会式 14:00/試合 14:30~16:24/閉会式 16:35

●対象
6歳以下の未就学児(年長・年中・年少に限ります。小学生不可。経験の有無、男女は問いません。)
○チーム参加
8人以上で構成されたチーム

※1団体から複数チームのお申込みも可能ですが、各チームそれぞれのお申込みが必要です。
※お申込みの際は、申込みフォームの注意事項をご確認ください。

○個人参加
1~7人の個人(個人参加の場合は、主催者にてチームを作り、当日はスタッフが対応させていただきます)

●募集チーム数
午前の部:72チーム
午後の部:72チーム
計:144チーム

●募集期間
2019年4月12日(金)~5月20日(月)17:00まで
申込み受付後、受付完了の確認メールを自動送信いたします。
募集チーム数を超えた場合は、事務局で抽選を行い、参加チームを決定いたします。

●参加料
無料

申し込みにあたっての注意事項

※スケジュール、募集チーム数等は、変更になることがあります。
※ご記入いただく個人情報は、主催者である公益財団法人日本サッカー協会と開催地の都道府県サッカー協会が共同で取得・管理し、本フェスティバル運営と、傷害保険の手続き、今後の本協会主催事業のご案内のために利用いたします。申込時には、あらかじめチーム内の参加者全員から了解を得た上でお申し込みください。
※本イベントをより多くの方に知っていただき、今後のサッカー普及活動を推進するため、参加者、観戦者の映像、写真を主催者、協賛社で広報目的に使用したり、各種メディアの取材活動のために利用したり、参加者への写真販売を行なったりするために、本イベントの模様を写真、動画、その他の方法で記録し、参加者の肖像がそれぞれの媒体で使用されることがあります。
※各チーム引率者2名までピッチ内に入ることができますが、必ず運動靴でご来場ください。
※保護者の方もピッチレベルでの応援ができますが、ハイヒール等でのご入場はできませんので、必ず運動靴でご来場いただくか、ピッチに入る前に運動靴に履き替えてご入場ください。なお、天然芝へのご入場はできませんので、予めご了承ください。
※障がいをお持ちの場合で参加を検討されている場合は、専用のフォームからお知らせください。
折り返し、ご連絡させていただきます。
※駐車場には限りがあり入場時に大変混雑が予想されます。出来る限り乗り合わせでご来場いただくか、公共交通機関をご利用の上、時間に余裕をもってご来場ください。

参加申込に関するお問い合わせ先:
一般社団法人兵庫県サッカー協会 TEL.078-232-0753
(お問い合わせ先祝日を除く月~金 9:30-18:00)

<試合ルール>
・8人制の試合を各チーム3試合程度行います。選手の交代は自由。
・本イベントでは勝敗は決めません。
・ピッチサイズはタッチライン30m×ゴールライン15m程度。
・ゴールは原則として高さ1m×幅2mのキッズゴール
・ボールは3号軽量球(主催者にて用意します)
・ユニフォームは、ユニクロより当日参加する全員分ご提供いたしますので、必ず着用してください。
サイズは130cmのみとなります。サイズ変更には対応できませんので、あらかじめご了承ください。
パンツ、ストッキング、シューズ等は各自でご用意ください。
・シューズは運動しやすいものとし、スパイクは不可とします。
・試合時間は10分間。(インターバルはありません)
・審判は主催者側で行います。
・チーム参加の場合は、1チームにつき原則2名の責任者を置いてください。
・シューズは運動しやすいものとします。スパイクの使用は不可。
・飲料水は「水」のみとさせていただきます。
・エアゴール、キックターゲットなどのサッカーアトラクションを用意し、試合がない時間も楽しめるエリアをご用意します。

※調整中の会場、各会場イベント概要、参加者募集については、JFA公式WEBサイト「JFA.jp」とJFAユニクロサッカーキッズアプリにて随時お知らせします。

特別協賛

簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」を関東大学サッカー連盟が開催 #jfa

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4月1日(月)JFAハウスで、関東大学サッカー連盟共催の簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」を開催しました。
今回の参加者は、関東大学サッカー連盟所属チームの監督・コーチ・トレーナー・選手等が対象で、関東大学リーグ開幕に向け、安全管理の一貫として行われました。

スポーツ救命プロジェクトメンバーである福島理文先生(順天堂大循環器内科)が、熱中症と脳振盪(のうしんとう)に関する講義を行い、さらに実技についても福島先生の指導のもと、NPO法人大阪ライフサポート協会/PUSHプロジェクトが提唱するPUSHコースを行いました。これは、心肺蘇生の中でも最も重要な「胸骨圧迫とAEDの使い方」、「誰かが倒れた時に、声をかける勇気」をできるだけ多くの人に伝えるため、CPR(心肺蘇生法)トレーニングキットである「あっぱくんライト」を用いる実技で、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学習しました。
約2時間の講習会の後、受講者全員に受講証が手渡されました。

※講習会開催希望の団体は、公益財団法人日本サッカー協会技術部宛にメール(jfa-igaku@jfa.or.jp)にてお問い合わせください。

講師コメント

福島理文日本サッカー協会スポーツ救命プロジェクトメンバー(順天堂大学循環器内科)
約60名の受講生の皆様はとても熱心に受講されておりました。
JFA+PUSHコースは、スポーツ現場で起こりうる熱中症や脳振盪(のうしんとう)についての講義に加え、PUSHコース(心肺停止に対する胸骨圧迫とAEDの使い方)に加え、また、頸椎損傷(けいついそんしょう)が疑われる場合に用いるバックボード搬送の動画も見て頂きました。
スポーツ中に起こりうる命に関わるアクシデントへの初期対応は、その場に居合わせる選手、指導者、トレーナー、マネージャー、レフェリーなどスポーツ現場に関わるすべての人々の助けが必要です。
本コースはサッカーに限らずスポーツに関わる全ての方にご利用いただけますので興味をお持ちいただける方はぜひご参加いただきたいです。

受講者コメント

塚本楓さん(神奈川大学)
講師の福島先生、開催にあたりご尽力いただいた日本サッカー協会のご担当者の方々に心より御礼申し上げます。今回、一般財団法人関東大学サッカー連盟所属チームの監督、コーチ、トレーナー、学生トレーナー、マネージャー、学連とスタッフ約60名が参加させていただきました。前半は脳振盪(のうしんとう)と熱中症、搬送の講習、後半はAEDの実技講習をしていただきました。昨年度マッチドクターがいない試合でAEDを使用する事例があり、私自身その場に居合わせましたが何もすることができず、スポーツに関わる者として正しい知識を持っておくべきであると感じていたため、このような講習を受けることができ、感謝しています。緊急事態にならないことが最善ですが、もしそのような状況になった場合には、講習を思い出して落ち着いて対処したいです。また他の受講者(マネージャー)からは、予防法や対処法などを細かく学ぶことができ、とてもためになったとの声がありました。
今後もこのような講習会を継続して開催していきたいです。

稲田信幸さん(東京国際大学・全日本大学サッカー連盟トレーナー部会)
関東大学サッカー連盟方々、山田大樹先生、福島理文先生、お忙しい中、実のある講義を開催して頂き誠にありがとうございました。私もチームに帯同し、毎日のトレーニングの中で様々な外傷を含めたアクシデントが起きる中、心停止や重篤な頭部外傷や頸椎(けいつい)及び脊椎損傷(せきづいそんしょう)などが未だに発生していないことは私自身はもちろんの事、チームにとっても幸いなことではありますが、その様な状況下に置かれることは絶対にないとは言い切れないものと思っています。そのようなときに落ち着いて迅速かつ適切な対応が出来る様にするためにも、メディカルスタッフだけではなくテクニカルスタッフも含め今回のような講義を何度も受講し繰り返しのリハーサルをしていくことが大事だと実感しました。

楽しいグラスルーツをみんなで!「JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー」新たに6団体を認定 #jfa

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JFAでは、Football For All~サッカーをもっとみんなのものに~を合言葉に、だれもが、いつでも、どこでもサッカーを楽しむことのできる社会にしていくことを目指して、JFAグラスルーツ宣言を行いました。このグラスルーツ宣言に賛同し、「引退なし」「補欠ゼロ」「障がい者サッカー」「女子サッカー」「施設の確保」「社会課題への取り組み」の6つのテーマで活動を行っている団体を、「JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー」として認定しています。

今回、この賛同パートナーとして6団体を新たに認定しました。これにより、認定団体数は188団体となり、「引退なし」が126団体、「補欠ゼロ」が147団体、「障がい者サッカー」が102団体、「女子サッカー」が2団体、「施設の確保」が1団体、「社会課題への取り組み」が4団体となりました。

賛同パートナー申請は随時受け付けています。グラスルーツの現場で活動されている皆様にぜひ賛同パートナーとなっていただき、サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーを増やしていけるよう、ご協力をお願いします。

新規掲載団体

4月1日認定 5団体
QUEBRA-VILLAGE(引退なし、補欠ゼロ、施設の確保)
ヴィルトゥスサッカークラブ(社会課題への取り組み)
東京鬼ごっこクラブ(社会課題への取り組み)
Solapo Sports Club(補欠ゼロ、障がい者サッカー、社会課題への取り組み)
Famiya Ladies´ Football Club(補欠ゼロ、女子サッカー、社会課題への取り組み)

4月3日認定 1団体
Training Base EARTH(引退なし、補欠ゼロ、女子サッカー)

※詳細は、下のリンクからご確認ください。

「楽しいグラスルーツをみんなで! JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度」について

「ずっとEnjoy♬引退なし」賛同パートナー一覧はこちら
「みんなPlay!補欠ゼロ」賛同パートナー一覧はこちら
「だれでもJoin♪障がい者サッカー」賛同パートナー一覧はこちら
「だれでもJoin♪女子サッカー」賛同パートナー一覧はこちら
「どこにもHome♫施設の確保」賛同パートナー一覧はこちら
「社会をSupport!社会課題への取り組み」賛同パートナー一覧はこちら

暴力根絶に多角度からの努力を ~いつも心にリスペクト Vol.71~ #jfa

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サッカー界を挙げて「暴力根絶」に取り組んでいる中、2月にまたも残念な事件が報道されました。福岡県のジュニアユースチームで、監督が中学2年生のプレーヤーに2・5キロもの収納袋を投げつけて頭部陥没骨折を負わせたとして傷害容疑で逮捕されたというのです(2月18日、毎日新聞)。日本サッカー協会(JFA)では2014年に「ウェルフェアオフィサー」の制度をスタートさせ、暴力根絶に努めています。

「ウェルフェア(Welfare)」という英語は、少し難しい言葉ですね。「幸福・快適な生活・福利」などを意味するそうですが、JFAの運動が広まり、この言葉が日本語にすっかり溶け込む状況になれば、暴力もなくなっているのではないでしょうか。

さて、「ウェルフェアオフィサー」には3種類あります。地域で暴力や暴言などに悩むプレーヤーなどからの相談を受ける「ジェネラル・ウェルフェアオフィサー」、大会や試合の場で両チームベンチや応援席からの暴言などに気を配り、注意する「マッチ・ウェルフェアオフィサー」、そしてクラブ内にそうした役割をする人を配置する「クラブ・ウェルフェアオフィサー」です。2月の福岡の事件で強く感じたのは、明確な「権限」をもつ「クラブ・ウェルフェアオフィサー」の早急な普及、できれば全クラブに配置する必要があるということでした。

1月にUAEで行われたAFCアジアカップの準々決勝、UAE対オーストラリアでこんなことがありました。オーストラリア選手と激突したUAEのジュマというD?Fが脳振とうを起こしてピッチに倒れました。見ると白目をむいていたので、味方選手が慌てて救急車を呼ぶほどでした。数分かけて担架に乗せ、ピッチ外に運び出したのですが、ジュマ選手はすぐに立ち上がり、プレーに加わると強く主張します。

試合終了間際のことです。UAEは1点をリードしていましたが、すでに3人の交代を終了しており、10人で必死に守っているところでした。ピッチに戻りたいというジュマ選手の気持ちはよく分かります。ドクターは懸命に思いとどまるように説得しましたが、ついに諦め、ジュマ選手はピッチに戻ります。しかし次のプレーをした時にはフラフラの状態になり、今度はチームメイトが抱えてピッチ外に運び出しました。

脳振とうは非常に怖い状況で、生命の危険さえあるので、通常、こうしたことは許されません。本来なら、監督がドクターの意見を聞き、プレーさせてはいけないとなったら絶対に出させてはいけないのですが、終了直前の混乱の中で、そうした手順は踏まれなかったように見えました。

けがや脳振とうなどがあったとき、プレーを続行していいかどうかを決める権限があるのは、ドクターだけです。監督にその権限があってはなりません。「権限」を明確にしておかないと、プレーヤーが犠牲になってしまいます。

「クラブ・ウェルフェアオフィサー」もドクターと同じはずです。試合だけでなく日常の練習にも帯同し、監督の言動をはじめとした活動全般に目を配り、サッカーの活動に優先して暴力や暴言などを止める権限をもたせるべきです。

もちろん、監督など指導者側の意識向上も重要な要素です。

カナダのトロント市のサッカー協会では、「リスペクト・イン・サッカー」プログラムを実施しています。少年少女を指導するコーチは、30ドルを支払ってプログラムを受講し、5年間有効の修了証を受け取らないと指導ができない制度になっているのです。

JFAにはライセンスを持った指導者が約8万人登録されています。トロントの例にならい、資格取得や更新にあたって、必ずリスペクトに関するプログラムを受講させ、修了することを必須とするべきかもしれません。

サッカーに取り組む少年少女たちがサッカーをすることで「幸せ」になれるよう、あらゆる角度から暴力を根絶させるための努力をしていかなければなりません。

寄稿:大住良之(サッカージャーナリスト)

※このコラムは、公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』2019年3月号より転載しています。

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』日本代表の情報はもちろん、JFAが展開する全ての事業、取り組みのほか、全国各地で開催されているJFA主催大会の記録、全国のチーム情報などが満載されています。指導者、審判員等、サッカーファミリー必見の月刊オフィシャルマガジンです。

最新号の情報はこちら

ドイツの育成年代のプレー環境(JFAnews2019年2月情報号より転載)

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日本サッカー協会機関誌『JFAnews』2019年2月情報号(No.418)では、特別企画としてグラスルーツサッカー対談が紹介されました。

■JFAnews2019年2月情報号(No.418)より転載 ■情報提供:サカイク

日本サッカー協会(JFA)技術部の松田薫二グラスルーツ推進グループ長が、ドイツのフライブルガーFC U-16で監督を務める中野吉之伴さんにドイツの育成年代の現状について話を聞きました。(構成・文:鈴木智之/スポーツライター)

ドイツのU-13は9人制 その理由とは

松田:中野さんに伺いたいのが、ドイツのジュニア年代の試合環境です。日本はU-12以下で8人制サッカーが導入されていますが、ドイツでは、どのような試合環境でプレーしているのでしょうか。

中野:ドイツサッカー連盟(DFB)はU-13までは9人制で、U-9までは5人制サッカーを奨励しています。また、子どもたちの成長段階に応じて適切な試合環境をつくることができるように、例えば、5人制サッカーであれば、ピッチを4分割したサイズでやっています。これだと、ピッチ1面で同時に4試合行うことができます。ただし、あくまでも一つの基準であって、地域によっては、U-9でも7人制を採用している試合もあります。マニュアルがある一方で、それを状況に合わせて運用していくという流れになっています。

松田:年代によって、9人、7人、5人と奇数なんですね。

中野:11人のフォーメーションからセンターバック1人、ボランチ1人を減らすと、9人になりますよね。11人制のサッカーにつなげていくことを考えると、奇数の方が11人のサッカーに結びつけやすいのかなと思います。

松田薫二グラスルーツ推進グループ長は「カテゴリーが上がるにつれてサッカーをやめてしまう子どもが多い。その現状を何とかしたい」と話す

U-10年代で試合に出られず帰ることなどない

松田:U-10の大会形式は、どのような形ですか。

中野:リーグ形式ではなく、1DAYの総当たり戦が多いですね。1試合20分(前後半各10分)で、地域の5~6チームが集まって実施します。一つのクラブからU-8とU-9のチームが参加し、最初にU-9のチームが試合をして次にU-8のチームと、交互に行います。それぞれが試合の合間に休息を取ります。施設には、クラブハウスや客席に食事をする場所があるので、保護者がソーセージやポテトを焼いて売っていて、それを食べたりしていますね。一つのクラブから複数のチームが参加しますので、試合に出られずに帰ることはまずありません。

松田:お話を聞いていると、子どもたちの発達・発育に合った形でやっていて、ボールにたくさん触れるように工夫していますね。U-12年代のJFAの公式戦は8人制ですが、U-10以下や小学校低学年は小さなピッチで5人制にするなど、年齢に合ったサイズにした方が良いのではないかと思っています。日本は、U-12年代にリーグ戦が導入されて約4年です。次にすべきことはU-10などのプレー環境の整備だと思っています。適切な試合環境でプレーすることでサッカーの楽しさを感じ、もっとうまくなりたいという気持ちが湧いてきますよね。日本では、まだ試合数が少なく、試合に出られない子どもがいるのが現状です。低学年のサッカーについては、もっと皆で考えていかなければならないと思っています。

ドイツでは試合の合間の練習などありえない

松田:中野さんの著書『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(ナツメ社刊)にもありましたが、ドイツでは本当に審判員なしで試合をするのですか。

中野:大会運営はクラブの持ち回りで、審判員のある・なしは主催クラブに委ねられています。審判員がいた方が良いと判断した場合、小学生の試合であればそのクラブの中学生選手が担当することがあります。

松田:審判員がいない試合で、例えばタッチラインを割ったボールがどちらのチームかわからないときなどはどうしていますか。

中野:もちろん、両チームがマイボールと主張したり、あるいは、判断がつかなくて試合が止まってしまうこともあります。指導者が教えることもありますが、基本的には子どもたちのペースで進んでいき、勢いのある子どもが強引にスローインを始めるなんてこともあります。既にプレーが再開しているのだから「細かいことは言わずに、ボールを追いかけた方がいいんじゃないか」という感じですね。

松田:確かにその通りですね。

中野:日本の場合は、指導者が審判員をすることも多く、指導者が試合の合間に子どもたちを見ることができないという話を聞いたことがあります。また、日本では試合の合間に練習をしたりしますが、ドイツでは見かけない光景ですね。おそらく、ドイツでそんなことをしたら、新聞に載ると思いますよ(笑)。また、ドイツには指導者を注意することのできる「育成部長」という立場の人がいて、例えば、指導中に子どもたちに怒鳴るようなコーチがいたら、それがボランティアのコーチであってもきっぱり「やめてほしい」と言います。

松田:日本の場合、現場の指導を尊重する傾向が強いですね。

中野:保護者についても同様で、あるとき、保護者が客席から相手選手のプレーに文句を言っていたら、審判員をしていた中学生が「グラウンドから出て行ってほしい」とその保護者を退席処分にしました。そういったことには厳正に対処します。

「ドイツでは子どもたちの成長に合わせてサッカーが細分化されている」と話す中野吉之伴さん

サッカーを続けられる環境づくりの必要性

松田:ところで、日本の場合は少年団、中学校や高校、大学の部活動とさまざまなルートがありますが、ヨーロッパでは、選手はどのようにキャリアを積んでいくのでしょうか。

中野:上手な選手が目標にするのはブンデスリーガのアカデミーに入ることで、早い段階でプロになれるか否かということを突き付けられます。トレセンもありますが、主な役割としては、「現時点ではブンデスリーガのアカデミーに入るレベルにはないが、将来的に可能性がある」という、才能がある選手を引き上げるために実施されています。

松田:日本とは少し異なりますね。

中野:トレセンのチームで出場する大会もありますが、トレセンでは、クラブチームではできない要素をトレーニングに取り入れたり、上手な子たちと一緒にプレーをして刺激を与えることで成長につなげていくという考え方で実施されています。

松田:ドイツサッカー協会に登録している選手は700万人ほどで、その半数以上が大人ですよね。日本とは正反対の構造です。日本の場合は4種(小学生)の登録者が最も多く、年齢が上がるにつれてその数が減っていく構造になっていて、そこが日本サッカーの課題だと思っています。登録チームも、カテゴリーが上がるにつれて強いチームしか残らなくなっていて、そこで試合に出られなくなるとサッカーをやめてしまう。ヨーロッパのクラブのように、誰もがサッカーを続けていける土壌がまだないんですよね。

中野:日本の現状を見ていて残念だなと思うのは、本当はサッカーが好きで続けたいのに、高いレベルについていけないからやめてしまう子こどもが多いことですね。

松田:小学6年生では登録者数が9万人だったのに、高校卒業時には1万人を少し超えるくらいまで減ってしまう。それだけの選手が進学の節目でサッカーをやめていくんです。

中野:途中でサッカーをやめたとしても、また戻ってくることのできる場所が必要ですよね。

松田:おっしゃる通りです。そこをなんとか改善できないか、引き続き考えていきたいと思います。本日はありがとうございました。

5月13日(月)から参加者募集開始 JFAユニクロサッカーキッズ in 島根県出雲ドーム #jfa

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JFAユニクロサッカーキッズは、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と開催地の都道府県サッカー協会が主催し、全国15会場で開催するサッカーフェスティバルです。6歳以下の未就学児であれば、サッカー経験の有無や性別を問わず、参加料無料でサッカーの試合を楽しむことができます。
8月3日(土)に開催する島根県出雲ドームの申込受付はJFAユニクロサッカーキッズアプリにて5月13日(月)から行います。ぜひ、ご参加ください。

参加申込はJFAユニクロサッカーキッズアプリからとなります。参加希望の方は、下記よりアプリをダウンロードし、お申し込みください。

STEP.1 ダウンロード

参加申込方法について詳しくはこちらへ

実施概要

●主催
公益財団法人日本サッカー協会、一般社団法人島根県サッカー協会

●主管
一般社団法人島根県サッカー協会

●特別協賛
株式会社ユニクロ

後援
島根県/ 出雲市/ 出雲市教育委員会 / 公益財団法人島根県体育協会

開催日
2019年8月3日(土)

会場
島根県/出雲ドーム

スケジュール
午前の部
:受付時間09:00~09:40/開会式09:45/試合10:15~11:40/閉会式11:50
午後の部:受付開始13:00~13:40/開会式13:45/試合14:15~15:40/閉会式15:50

●対象
6歳以下の未就学児(年少児から可。小学生不可。経験の有無、男女は問いません)
チーム参加:6人以上で構成されたチーム
※1団体から複数チームのお申込みも可能ですが、各チームそれぞれのお申込みが必要です。
個人参加:1名から参加可
※個人参加の場合は、主催者にてチームを作り、当日はスタッフが対応させていただきます

募集チーム数
午前の部
:40チーム
午後の部:40チーム
計:80チーム

募集期間
2019年5月13日(月)~7月5日(金)17:00まで
申込み受付後、受付完了の確認メールを自動送信いたします。
申込み多数の場合は、事務局で抽選を行い、参加チームを決定いたします。
参加の可否は、募集締め切り後にメールでお知らせいたします。(募集期間が延長した場合、お知らせメールが送れる可能性がございます)

参加料
無料

申し込みにあたっての注意事項

※スケジュール、募集チーム数等は、変更になることがあります。
※ご記入いただく個人情報は、主催者である公益財団法人日本サッカー協会と開催地の都道府県サッカー協会が共同で取得・管理し、本フェスティバル運営と、傷害保険の手続き、今後の本協会主催事業のご案内のために利用いたします。申込時には、あらかじめチーム内の参加者全員から了解を得た上でお申し込みください。
※本イベントをより多くの方に知っていただき、今後のサッカー普及活動を推進するため、参加者、観戦者の映像、写真を主催者、協賛社で広報目的に使用したり、各種メディアの取材活動のために利用したり、参加者への写真販売を行なったりするために、本イベントの模様を写真、動画、その他の方法で記録し、参加者の肖像がそれぞれの媒体で使用されることがあります。
※保護者の方もピッチレベルでの応援ができますが、ハイヒールなどでのピッチレベルへの入場はできません。必ず、運動靴でご来場いただくか運動靴に履き替えてご入場ください。
※主催者にて参加者、スタッフを対象とした傷害保険に加入しておりますが、補償内容は手厚いものではありません。また、負傷の場合は主催者にて応急処置を行いますが、それ以外は参加チーム、保護者の責任でご対応ください。
※駐車場には限りがあります。出来る限り乗り合わせでご来場いただくか、公共交通機関をご利用ください。

参加申込に関するお問い合わせ先:
一般社団法人島根県サッカー協会 TEL.0852-32-4673
(お問い合わせ先祝日を除く月~金 10:00-17:00)

<試合ルール>
・6人制の試合を各チーム3試合程度行います。選手の交代は自由。
・本イベントはフェスティバルのため勝敗は決めません。
・ピッチサイズはタッチライン26m×ゴールライン15m程度。
・ゴールは原則として高さ1m×幅2mのキッズゴール
・ボールは3号軽量球(主催者にて用意します)
・ユニフォームは、ユニクロより当日参加する全員分ご提供いたしますので、必ず着用してください。
 サイズは130cmのみとなります。サイズ変更には対応できませんので、あらかじめご了承ください。
 パンツ、ストッキング、シューズ等は各自でご用意ください。
・シューズは運動しやすいものとし、スパイクは不可とします。
・試合時間は10分間。
・審判は主催者側で行います。
・チーム参加の場合は、1チームにつき原則1名の責任者を置いてください。
・シューズは運動しやすいものとします。スパイクの使用は不可。
・飲料水は「水」のみとさせていただきます。
・エアゴール、キックターゲットなどのサッカーアトラクションを用意し、試合がない時間も楽しめるエリアをご用意します。

※調整中の会場、各会場イベント概要、参加者募集については、JFA公式WEBサイト「JFA.jp」とJFAユニクロサッカーキッズアプリにて随時お知らせします。

特別協賛

楽しいグラスルーツをみんなで!「JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー」新たに3団体を認定 #jfa

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JFAでは、Football For All~サッカーをもっとみんなのものに~を合言葉に、だれもが、いつでも、どこでもサッカーを楽しむことのできる社会にしていくことを目指して、JFAグラスルーツ宣言を行いました。このグラスルーツ宣言に賛同し、「引退なし」「補欠ゼロ」「障がい者サッカー」「女子サッカー」「施設の確保」「社会課題への取り組み」の6つのテーマで活動を行っている団体を、「JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー」として認定しています。

今回、この賛同パートナーとして3団体を新たに認定しました。これにより、認定団体数は191団体となり、「引退なし」が126団体、「補欠ゼロ」が148団体、「障がい者サッカー」が103団体、「女子サッカー」が3団体、「施設の確保」が1団体、「社会課題への取り組み」が6団体となりました。

賛同パートナー申請は随時受け付けています。グラスルーツの現場で活動されている皆様にぜひ賛同パートナーとなっていただき、サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーを増やしていけるよう、ご協力をお願いします。

新規掲載団体

4月19日認定 2団体
グラスルーツサッカーアカデミー(女子サッカー、社会課題への取り組み)
一般社団法人日本発達支援サッカー協会(障がい者サッカー、社会課題への取り組み)

5月8日認定 1団体
八幡ファイターズ(補欠ゼロ)

※詳細は、下のリンクからご確認ください。

「楽しいグラスルーツをみんなで! JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度」について

「ずっとEnjoy♬引退なし」賛同パートナー一覧はこちら
「みんなPlay!補欠ゼロ」賛同パートナー一覧はこちら
「だれでもJoin♪障がい者サッカー」賛同パートナー一覧はこちら
「だれでもJoin♪女子サッカー」賛同パートナー一覧はこちら
「どこにもHome♫施設の確保」賛同パートナー一覧はこちら
「社会をSupport!社会課題への取り組み」賛同パートナー一覧はこちら


5月24日(金)から参加者募集開始 JFAユニクロサッカーキッズ in 岩手 #jfa

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JFAユニクロサッカーキッズは、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と開催地の都道府県サッカー協会が主催し、全国15会場で開催するサッカーフェスティバルです。6歳以下の未就学児であれば、サッカー経験の有無や性別を問わず、参加料無料でサッカーの試合を楽しむことができます。
9月29日(日)に開催する岩手県遠野運動公園陸上競技場の申込受付はJFAユニクロサッカーキッズアプリにて5月24日(金)から行います。ぜひ、ご参加ください。

参加申込はJFAユニクロサッカーキッズアプリからとなります。参加希望の方は、下記よりアプリをダウンロードし、お申し込みください。

STEP.1 ダウンロード

参加申込方法について詳しくはこちらへ

実施概要

●主催
公益財団法人日本サッカー協会、公益社団法人岩手県サッカー協会

●主管
公益社団法人岩手県サッカー協会

●特別協賛
株式会社ユニクロ

●後援
岩手県 / 岩手県教育委員会 / 遠野市 / 遠野市教育委員会 / 公益財団法人岩手県体育協会 / 遠野市体育協会 / 岩手日報社 / IBC岩手放送 / テレビ岩手 / めんこいテレビ / 岩手朝日テレビ / 遠野テレビ

●開催日
2019年9月29日(日)

●会場
岩手県 / 遠野運動公園陸上競技場

●スケジュール
午前の部:受付時間08:30~09:00 / 開会式 09:15 / 試合 10:00~11:55 / 閉会式12:05
午後の部:受付開始12:30~13:00 / 開会式 13:15 / 試合 14:00~15:55 / 閉会式16:05

●対象
6歳以下の未就学児(年長・年中・年少に限る。小学生不可。経験の有無、男女は問いません)
チーム参加:6人以上で構成されたチーム

※1団体から複数チームのお申込みも可能ですが、各チームそれぞれのお申込みが必要です。

個人参加:1~5名の個人

※個人参加の場合は、主催者にてチームを作り、当日はスタッフが対応させていただきます

●募集チーム数
午前の部:60チーム
午後の部:60チーム
計:120チーム(個人参加チームを含む)

●募集期間
2019年5月24日(金)~7月26日(金)17:00まで
申込み受付後、受付完了の確認メールを自動送信いたします。
申込み多数の場合は、事務局で抽選を行い、参加チーム(者)を決定いたします。
参加の可否は、7月27日(土)以降、メールでお知らせいたします。(募集期間が延長した場合、お知らせメールが送れる可能性がございます)

●参加料
無料

申し込みにあたっての注意事項

※スケジュール、募集チーム数等は、変更になることがあります。
※ご記入いただく個人情報は、主催者である公益財団法人日本サッカー協会と開催地の都道府県サッカー協会が共同で取得・管理し、本フェスティバル運営と、傷害保険の手続き、今後の本協会主催事業のご案内のために利用いたします。申込時には、あらかじめチーム内の参加者全員から了解を得た上でお申し込みください。
※本イベントをより多くの方に知っていただき、今後のサッカー普及活動を推進するため、参加者、観戦者の映像、写真を主催者、協賛社で広報目的に使用したり、各種メディアの取材活動のために利用したり、参加者への写真販売を行なったりするために、本イベントの模様を写真、動画、その他の方法で記録し、参加者の肖像がそれぞれの媒体で使用されることがあります。
※保護者の方もピッチレベルでの応援ができますが、ハイヒールなどでのピッチレベルへの入場はできません。必ず、運動靴でご来場いただくか運動靴に履き替えてご入場ください。
※主催者にて参加者、スタッフを対象とした傷害保険に加入しておりますが、補償内容は手厚いものではありません。また、負傷の場合は主催者にて応急処置を行いますが、それ以外は参加チーム、保護者の責任でご対応ください。
※駐車場には限りがあります。出来る限り乗り合わせでご来場いただくか、公共交通機関をご利用ください。

参加申込に関するお問い合わせ先:
公益社団法人岩手県サッカー協会 TEL.019-681-8010
(お問い合わせ先祝日を除く月~金 9:00-17:00)

<試合ルール>
・6人制の試合を各チーム3試合程度行います。選手の交代は自由。
・ピッチサイズはタッチライン26m×ゴールライン13m程度。
・ゴールは原則として高さ1m×幅2mのキッズゴール
・ボールは3号軽量球(主催者にて用意します)
・ユニフォームは、ユニクロより当日参加する全員分ご提供いたしますので、必ず着用してください。
サイズは130cmのみとなります。サイズ変更には対応できませんので、あらかじめご了承ください。
パンツ、ストッキング、シューズ等は各自でご用意ください。
・シューズは運動しやすいものとし、スパイクは不可とします。
・試合時間は前半5分、後半5分。
・審判は主催者側で行います。
・チーム参加の場合は、1チームにつき原則1名の責任者を置いてください。
・シューズは運動しやすいものとします。スパイクの使用は不可。
・飲料水は「水」のみとさせていただきます。
・エアゴール、キックターゲットなどのサッカーアトラクションを用意し、試合がない時間も楽しめるエリアをご用意します。

※調整中の会場、各会場イベント概要、参加者募集については、JFA公式WEBサイト「JFA.jp」とJFAユニクロサッカーキッズアプリにて随時お知らせします。

特別協賛

第16回日本サッカー殿堂 掲額者決定のお知らせ #jfa

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日本サッカー協会は、第16回日本サッカー殿堂に、西野朗氏、岡田武史氏、佐々木則夫氏の3名(特別選考)を掲額することを決定しました。
これにより、日本サッカー殿堂(日本サッカーミュージアム内地下1階)に掲額された方々の総数は、今回の3名を加え80名と2チームとなります。

特別選考(3名)

西野 朗(にしの あきら)1955年4月7日、埼玉県生まれ
1994年よりオリンピックを目指す日本代表監督就任し、28年ぶりとなるオリンピック本大会の出場を果たす。1996年アトランタオリンピックではグループリーグでブラジルを破る“マイアミの奇跡”を起こした。J1リーグでは4クラブのトップチーム監督を歴任し、通算勝利数270勝の歴代1位。2002年からガンバ大阪を率い、2008年のAFCチャンピオンズリーグで優勝。アジア王者として出場したFIFAクラブワールドカップでは3位となった。2016年にJFA技術委員長に就任。FIFAワールドカップロシア2018では、大会2カ月前に急きょ日本代表監督に就き、グループリーグを勝ち抜いて日本サッカー史上3度目のベスト16に進出した。2000年、2005年にJリーグ最優秀監督賞、2008年にAFC最優秀監督賞を受賞。

 

岡田 武史(おかだ たけし)1956年8月25日、大阪府生まれ
1997年日本代表コーチのときに加茂周監督の後を引き継ぎ、日本代表をFIFAワールドカップ(フランス)初出場に導いた。その後、J2のコンサドーレ札幌の監督としてJ1昇格、横浜F・マリノスをJ1優勝へ導くなど指導者としての手腕を発揮。2007年には再び日本代表監督に就任した。監督として2回目の挑戦となった2010 FIFAワールドカップ南アフリカではグループリーグを突破し、2002年大会に次ぐベスト16を果たす。同年のAFC最優秀監督賞を受賞した。2012年には中国スーパーリーグの杭州緑城を指揮。2014年には地域リーグのFC今治のオーナーとなり、運営会社の株式会社今治夢スポーツの代表取締役会長を務める。また、JFAでは理事、副会長を歴任し、2018年にシニア・アドバイザーに就任した。

 

佐々木則夫(ささき のりお)1958年5月24日、山形県生まれ
2007年になでしこジャパン(日本女子代表)の監督に就任。2008年の東アジア女子選手権(現、EAFF E-1サッカー選手権決勝大会)で日本女子代表史上初のタイトルを獲得。同年の北京オリンピックでは準決勝に進出し、初の世界大会4位。2011年のFIFA女子ワールドカップ(ドイツ)ではなでしこジャパンを世界一に導き、なでしこジャパンとして国民栄誉賞と紫綬褒章の栄誉に浴した。同年、同氏はまた、文部科学省スポーツ功労賞等を受賞。2011年度のFIFAバロンドールでは、女子年間最優秀監督賞を受賞した。2012年のロンドンオリンピックでは、日本サッカー界初の銀メダルを獲得し、連覇を目指した2015年FIFA女子ワールドカップでもチームをファイナリストに導き、なでしこジャパンを世界の強豪国へと育て上げた。

今後のスケジュール

日本サッカー殿堂掲額式典 9月10日(火)
JFAハウス 日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム

さいたま市ノーマライゼーションカップ2019を開催 #jfa #nadeshiko

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ブラインドサッカー女子日本代表の国際親善試合「さいたま市ノーマライゼーションカップ2019」が2月23日(土)にサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)で開催され、ブラインドサッカー女子日本代表が女子IBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)世界選抜と対戦します。

この大会は、NPO法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」というビジョンと、さいたま市が2011年に全国の政令指定都市に先駆けて制定した「さいたま市誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例(ノーマライゼーション条例)」、それぞれのビジョンが重なったことから共催に至ったものです。

ノーマライゼーションカップの共催は今年で7回目。第5回となる一昨年までは男子日本代表の試合を開催してきましたが、昨年から女子日本代表の試合を開催しています。今年は女子日本代表が女子IBSA世界選抜と対戦します。

大会情報

大会名:
さいたま市ノーマライゼーションカップ2019

大会内容:
ブラインドサッカー国際親善試合 女子日本代表対女子IBSA世界選抜

日程:
2019年2月23日(土)
10時30分 開場
13時40分 開会式
14時00分 キックオフ

会場:
サイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)
※会場は土足禁止になります。室内用の履物のご持参をお願いします。

入場料:
無料、入退場自由

主催:
さいたま市、NPO法人日本ブラインドサッカー協会

大会特設サイトはこちら

神奈川県で医師を集めて初のスポーツ救命講習会開催 #jfa

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2019年2月11日(月・祝)、神奈川県横浜市の神奈川県FAフットボールセンター「かもめパーク」で、一般社団法人神奈川県サッカー協会医学委員会の方々を対象に「スポーツ救命ライセンス講習会」が開催されました。

神奈川県には、国内で有数の収容人員を誇る日産スタジアムを控え大規模な国際試合も開催されること、また、2020年東京オリンピックのサッカー競技の開催地となることが決定していることから、世界に誇れる試合運営のメディカル部門を充実させるべく、まずは医学委員会の医師自らが救命講習会で腕を磨く機会を持つため、今回は神奈川県FA医学委員会の医師11名に対しての開催となりました。

本講習会の講義は、スポーツ現場で起こる可能性の高い症例である心臓突然死、脳振盪(のうしんとう)、熱中症、アナフィラキシー、窒息についての予防・対応策を、実技では心停止からの心肺蘇生法とAED使用、頸椎損傷からの頭頸部固定と搬送の方法を行いました。スポーツ中だけではなく、日常生活の中でも対応できる内容となっており、今後は身近な救命講習会としても広く開催をしていきます。

本講習会の合格者には修了証(3年間有効のライセンス証)が発行されます。また、本講習会は、公益財団法人日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有していなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

※講習会開催希望の団体は、公益財団法人日本サッカー協会技術部宛にメール(jfa-igaku@jfa.or.jp)にてお問い合わせください。

コースディレクターコメント

福島理文 JFAスポーツ救命プロジェクトメンバー
2月11日(月・祝)に神奈川県サッカー協会主催により、横浜市の「かもめパーク」にてスポーツ救命ライセンス講習会を開催しました。神奈川県サッカー協会医学委員の先生方11名に受講していただきました。講習会では、スポーツ現場で起こりうる心臓突然死、脳振盪(のうしんとう)、熱中症などについての講義と、心肺蘇生法とAEDの使用方法、頭頸部外傷を受傷した場合のバックボード(担架)を用いた搬送の実技を行いました。今日の受講生の皆さんは、今後県内でこの講習会を広げていくことになる先生方であり、講義、実技ともにとても熱心で、多くのディスカッションをしながらの実り多い講習会となりました。本講習会はサッカーに限らず、スポーツに関わる方に受講していただけますので、ご興味をお持ちの方はぜひご参加いただけますようお願いいたします。

講師コメント

高木博神奈川県サッカー協会医学委員会副委員長
講習会では「脳振盪」の講義を担当させていただき、いつも神奈川県サッカー協会医学委員会で仕事をしている仲間達と、質疑応答の時間などで現場での経験を踏まえた討論が出来たことは、有意義でした。今回は参加者全員が医師であり、サッカーでの現場での経験を基に、講義や実技を今後の経験に活かせるよう真剣に取り組み、とても充実した講習会になったと考えております。今後は、私達が医療関係者以外の方々に、スポーツ救命の知識を広めていくことが必要であると考えます。スポーツの現場で起こることに対応するのは、われわれ医療従事者のみならず、選手、指導者や保護者などの機会が一番多いと思われます。一人でも多くの方が、救命や搬送の基礎知識と実技の経験をすることによって、いざというときに冷静に対応出来るように、神奈川県FAとしても講習会を開催したいと希望しております。今回の講習会がその第一歩になるよう、今後も神奈川県FAのみんなで協力していきたいと思います。

受講者コメント

高橋誠神奈川県サッカー協会医学委員会副委員長
突然死や脳震盪、熱中症、アナフィラキシーなどについて知識の再確認や新たな知見が得られ有意義な時間を過ごすことができました。また講師の先生方と参加者の熱のこもったディスカッションは大変勉強になりました。講師の一人が我々の同僚の高木先生であったことも緊張せず自由に意見を交わすことができた大きな理由の一つでした。午後の実技はインストラクターのご指導のもと汗をかきながらの真剣なロールプレーをしたお陰でAEDやバックボードの使い方をしっかりマスターすることができました。5時間という時間はあっという間で今回の参加者は皆、有意義で楽しい時間だったと話していました。今後この経験を神奈川県のすべての指導者にフィードバックしていきたいと思います。

「JFA+PUSHコース」を高校のサッカー部で初開催 #jfa

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2月14日(木)にJFA+PUSHコース(救命救急講習会)を精華高等学校サッカー部(大阪府堺市)で実施しました。

「JFA+PUSHコース」とは、脳振盪(のうしんとう)、熱中症、アナフィラキシーなどの講義とCPR(心肺蘇生法)の基礎とAEDの使用方法を学ぶ二部構成の救命救急講習会で、講義は日本サッカー協会、実技は特定非営利活動法人大阪ライフサポート協会が担当しています。今回、高校サッカー部での開催は全国で初めてでしたが、選手たちは熱心に講義を聞き、積極的に質問をする姿が見られました。

JFA医学委員会はピッチ上の選手の安全を守ることを第一に考え、2016年にスポーツ救命プロジェクトを立ち上げました。現在、当プロジェクトでは「スポーツ救命ライセンス講習会」と「JFA+PUSHコース」の2つのコースを設定し、その拡大に努めています。

「JFA+PUSHコース」は、特別な医学の知識がなくても、小学生から保護者、指導者まで手軽に学ぶことができます。時間は2時間程度で、受講後はJFAから受講証が授与されます。講習会開催希望の団体は、公益財団法人日本サッカー協会技術部宛にメール(jfa-igaku@jfa.or.jp)にてお問い合わせください。

講師コメント

古家信介 JFAスポーツ救命プロジェクトメンバー
今回初めて高等学校サッカー部に向けてのJFA+PUSHコースを開催することができました。ご協力いただいた精華高等学校サッカー部の皆さま、ありがとうございました。脳振盪や熱中症の講義では実際に脳振盪(のうしんとう)や熱中症になった選手から質問もあり、皆さん興味深く聞いてくれたのが印象的でした。また、心肺蘇生の実習では胸骨圧迫が上手で、声もしっかり出ていましたし、心肺蘇生が上手にできていたのに驚きました。サッカーの場だけでなく、どこでいつ起こるかわからないですが、何かあった時には勇気を出して一歩前へ進んでもらいたいです。

受講者コメント

高橋宏明先生(精華高等学校サッカー部顧問)
まずはじめに、開催にあたり御理解と御尽力いただいた日本サッカー協会の担当者様、講義をしていただいた古家様に感謝申し上げます。精華高等学校サッカー部では、献血運動や自然災害時のボランティア活動など、サッカーの練習以外に生命にかかわる活動を行ってきていました。今回この講習会を通して、脳振盪(のうしんとう)や突然死、AEDの使用法などを初めて知る部員がいたと思います。講習会では、講義だけでなく実技も行っていただき、わかりやすかったので、部員一人ひとりの意識が変わってくれることを期待しています。このような講習会がさまざまな年代に広がってくれることを願っています。

倉橋悠青選手(精華高等学校サッカー部主将)
今日は日本サッカー協会の方にスポーツ救命講習会をしてもらいました。もし、人が倒れた時に自分が動くことで4倍も人の命が助かる確率が高くなることを知って、人が倒れていたら人前でも勇気を出して動き出すことが大事なのだと感じました。今までは、「自分の身の回りでは起こらないだろう」「他の人がやってくれるだろう」と気持ちがあったけど、この講義を受けていつ自分の前で起こるかわからないから、自分は少しでも力になろうという気持ちに変わりました。この講義を少しでも多くの人に受けてもらい、1人でも多くの命が助かればいいと思うので、少しでも広まって欲しいと思います。このような貴重な講義をサッカー部で受けられたことは、とても大きなことで一生役に立つものなので、定期的に講習にも行きたいなと思いました。

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